業務用エアコンの効きが悪い原因とは?現場でできる対処法も解説
「寒いのに温かくならない」「エアコンは動いているのに全然涼しくならない」 など、業務用エアコンの効きの悪さに悩んでいませんか?
空調トラブルを放置すると、スタッフの体調不良や作業効率の低下、電気代の無駄な増加にもつながるため注意が必要です。
そこで本記事では、業務用エアコンの効きが悪い原因や、現場でできる対処法を解説します。
また、交換や増設を検討する際のポイントもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
業務用エアコンの効きが悪いときに現場でできる対処法
業務用エアコンの使用中に「冷房が効かない」「設定温度まで到達しない」と感じることもあるかもしれません。
すぐに修理や交換を検討・実行する前に、現場で確認できる基本的な対処法を試すことにより、効きの悪さを解決できるケースがあります。
ここでは、専門的な知識がなくても実行可能な3つのチェックポイントをご紹介します。
フィルターやフィンを掃除する
設定温度に達しない、風力が弱いなどと感じたら、まずは室内機のフィルターや熱交換フィンを清掃してみましょう。
フィンはフィルターや薄いアルミの板が並んだ部分で、ここにホコリや油汚れが詰まっていると、空気の吸い込みが悪くなり、冷暖房の効率が著しく低下します。
特に、飲食店や工場など、空気中に油分や粉塵が多い環境では、2週間に一度ほどの頻度で清掃しましょう。
また、フィンが汚れていると冷暖房能力自体が損なわれ、体感温度に大きく影響するため、その点にも注意が必要です。
掃除機でフィルターのホコリを吸い取り、洗える場合は水洗いしてから陰干しするだけでも、風量が改善して効きが良くなる場合があります。
ただし、内部を洗浄したい場合は、自力で行わずに専門業者へ依頼しましょう。
室外機の周辺を確認する
室内機の汚れを確認したら、屋外に設置されている室外機の状態をチェックしましょう。
エアコンは、室内の熱を屋外に排出して温度を調整していますが、この排熱がうまくいかないと、冷却能力が低下してしまいます。
例えば、室外機の周囲に障害物が置かれていたり直射日光が強く当たっていたりすると、熱がこもりやすく、放熱効率が落ちてしまうため注意が必要です。段ボールや植木鉢などが風の通り道を塞いでいないか、ゴミや落ち葉がファン周辺にたまっていないか、しっかりと確認しましょう。
また、室外機と壁との間隔が狭すぎる場合も、空気が循環しにくく不具合の原因になります。
最低でも、30cm以上の空間を確保できているかチェックしてみてください。
なお、エアコンの電源を入れても室内機が稼働していない場合は、故障している可能性があるため、速やかに業者に連絡して点検してもらいましょう。
リモコンの設定を確認する
意外と多いのが、リモコンの設定ミスによって「効きが悪い」と感じてしまうケースです。
冷房にしたつもりが送風モードのままだったり、風量が「弱」に設定されていたり、風向きが適切でなかったりすると、設定温度に達しにくくなります。
また、設定温度と実際の室温との差が小さすぎると、冷房が起動しても効果が感じにくくなるケースがあるため注意が必要です。
まずは、運転モードが「冷房」または「暖房」になっているかを確認し、設定温度が目的に合っているか、風量が「自動」あるいは「強」になっているかをチェックしましょう。
さらに、風向きを天井方向にしてしまうと、冷気や暖気が偏って循環しにくくなるため、部屋全体に風が行き渡るように角度を調整するだけでも、体感温度が改善します。
リモコン操作の確認は簡単にできる上、改善効果が高いため、真っ先に試すべき対処法です。
エアコンの調子が悪いと感じたら、まずはリモコンの設定をチェックしてみてください。
業務用エアコンの効きが悪い原因
業務用エアコンの効きが悪くなると、業務の効率や、訪れた顧客の満足度に大きく影響します。
「冷えない」「暖まらない」と感じたならば、何かしらの原因があるはずです。
ここでは、業務用エアコンの効きが悪いと感じたときによく見られる代表的な4つの原因について、それぞれの背景と注意点を解説していきます。
広さに対して能力が不足している
エアコンの効きが悪いと感じたとき、まず疑うべきは能力不足です。
空間の広さに対してエアコンの能力が不足していると、いくら設定温度を調節しても、満足のいく冷暖房効果は得られません。
業務用エアコンは設置する空間の広さだけでなく、天井高や日当たり、使用人数、熱を発する機器の有無など、さまざまな要素を加味して機種選定をする必要があります。
しかし、広さだけで機器を選定してしまうと、必要な冷暖房能力を発揮できず、効きが悪い状況が生まれてしまうのです。
例えば、広いオフィスや店舗に小型のエアコンを設置していた場合、常にフル運転しながらも十分な冷気・暖気を届けられず、いつまでも設定温度に到達しません。
また、天井が高い空間では暖気が上昇してしまうため、暖房効率が極端に下がる場合もあります。
効きの悪さを日常的に感じられる場合は、そもそもの機器選定が適正だったのか、一度見直してみましょう。
冷媒ガスが漏れている
冷媒ガスの漏れや減少による効きの低下も、業務用エアコンの効きが悪い原因の一つです。
冷媒ガスは、室内機と室外機の間で熱を運ぶ役割を担っており、量が不足すると本来の熱交換をうまく行えなくなります。
その結果、冷房であれば冷たい風が出にくくなり、暖房なら温風が弱くなるといった症状が現れるのです。
冷媒ガスの漏れは、目視で判断できないケースが多く「エアコンは動いているが効かない」といった現象が起こります。
特に、長年使用している機器や配管の接続部に緩み・腐食があると、冷媒が少しずつ漏れている可能性もあるため要注意です。
また、過去に移設工事を行ったエアコンは、再接続時の施工精度によって漏れが起きることもあります。
なお、フィルター清掃やリモコンの設定を確認しても改善が見られなければ、業者へ冷媒の点検を依頼しましょう。
外気温が高すぎる
真夏の炎天下や密閉された屋上、直射日光が当たる壁面など、室外機が高温環境に置かれている場合も、エアコンの効きが大きく落ちる原因となります。
特に、冷房運転時に外気温が高すぎると熱の放出がうまくいかず、冷却能力が著しく低下してしまうのです。
また、室外機の周囲がコンクリート壁に囲まれていたり、換気が悪く熱がこもりやすい場所に設置されていたりすると、放熱が滞って冷風温度が上がってしまいます。
さらに、複数台の室外機を密集して設置している場合も要注意です。
室外機の熱が相互に干渉し合い、冷房効率が下がってしまうケースがあります。
こうした状況では、遮熱パネルを設置したり、室外機の位置を変えたりなどの対策が有効です。
業務用エアコンの効きが悪いときこそ、室外機の設置環境にも目を向けてみましょう。
故障・寿命で不具合が発生している
エアコンの使用年数が10年を超えると、機器そのものの経年劣化が原因で効きが悪くなるケースが増えてきます。
業務用エアコンは、長時間・高頻度で使用されるため、内部のコンプレッサーやファンモーター、基板などの部分が徐々に摩耗し、性能が低下していくためです。
内部の劣化は、外観からでは分かりにくいものの「風は出ているのに冷えない」「室外機が静かすぎる」など、些細な変化として現れます。
また、メンテナンスが不十分なまま長期間使用している場合、熱交換器の汚れや配管の詰まりなども相まって、正常に動作しなくなっている可能性も見逃せません。
定期的に点検を受けていない機器は部品の劣化を早め、突発的な故障のリスクも高まります。
もし「設定通りに動かない」「動作音がいつもと違う」と感じたら、それは寿命のサインかもしれません。機器の状態を専門業者に診断してもらい、修理するのか、更新するのか判断してもらうとよいでしょう。
業務用エアコンの効きが悪い場合は交換・増設を検討しよう|選ぶ際のポイントを紹介

長く使っている業務用エアコンの効きが悪ければ、交換や増設を検討しましょう。
ただし、選ぶ際は現場環境に適した適切な機種選定と、信頼できる施工業者の見極めが重要です。
ここでは、業務用エアコンの交換・増設を検討する際、押さえておきたい3つの選び方のポイントをご紹介します。
能力に合わせて選ぶ
業務用エアコンの交換を検討する際、重要なポイントの一つがエアコンの能力、すなわち馬力の選定です。
能力が不足している機種を選んでしまうと、交換しても満足のいく効果が得られません。
反対に、過剰な能力を備えた機種を導入すると、初期費用やランニングコストが無駄にかかる結果となります。
正しい能力を導き出すためには、単なる面積だけでなく、使用人数・設置場所の断熱性・窓の大きさや方角など、総合的に評価することが大切です。
見た目の広さに惑わされないためにも、業務用エアコンの専門業者に確認してもらうとよいでしょう。
専門的な視点で適正に能力を算定することで、効率よく快適な空調環境を構築することが可能となります。
室内機のタイプを選ぶ
業務用エアコンには多様な室内機タイプがあり、設置環境や用途によって最適な形状は異なります。
例えば、天井にスペースがある場合には、天井埋込形がすっきりと収まるため、開放的なデザインを損ないたくない場合におすすめです。
一方、配管スペースが限られている、あるいは天井裏の構造的制約がある場合は、壁掛け型や床置型が選択肢となります。
また、厨房や工場などの特殊な環境では、フィルターを掃除しやすいなど、メンテナンス性も重視しましょう。
単に見た目や設置しやすさのみならず、メンテナンス性や点検のしやすさなど、ポイントを含めて室内機のタイプを選ぶことが、長期的な運用の満足度に直結します。
実績が豊富で信頼性の高い業者を選ぶ
どれだけ高性能な業務用エアコンを選んでも、正確かつ丁寧に設置できる業者でなければ、その性能を最大限に引き出すことはできません。
つまり、業務用エアコンの販売・工事実績を豊富に持ち、信頼できる業者ならば安心です。
施工の質は、室内の快適性だけでなく、将来的なトラブルのリスクやメンテナンス性にも大きく関わります。信頼できる業者であれば、現地調査の段階で電源や設置条件を確認し、追加工事の必要性やコストも明示した上で、的確な提案をしてくれるでしょう。
また、導入後のアフターサービスが充実しているかどうかも、選定の大きなポイントとなります。
業務用エアコンは、長期間にわたって使い続ける設備だからこそ、施工品質とサポート体制の両面から、信頼性の高い業者を見極めることが必要不可欠です。
業務用エアコンの選び方については、以下のページでも詳しく解説しています。
また、メーカー・設置場所・形状・馬力など、条件からご希望の業務用エアコンをお選びいただけますので、ぜひご覧ください。
業務用エアコンの効きが悪い原因とは?現場でできる対処法も解説 まとめ

業務用エアコンの効きが悪いときは、まずフィルターやフィンの掃除、室外機まわりの整理、リモコン設定の確認といった現場でできる対処法を試してみましょう。
それでも改善しない場合は、能力不足や冷媒ガス漏れ、故障・寿命など、根本的な不具合がある疑いがあります。
交換や増設が必要になった際は、部屋の広さから用途に合った能力選定、レイアウトに適した室内機タイプ、アフターフォローまで含めた実績豊富な業者の選定がポイントです。
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