快適で効率的な業務環境を実現するには、オフィスや事務所に最適な空調設備の導入が欠かせません。
従業員の集中力や生産性を維持するためには、一年を通して快適な室温を保つことが重要です。
室内の人数配置やレイアウト、パソコンや複合機などの発熱機器を考慮した機種選定により、快適性と省エネ性の両立が可能です。
毎日長時間を過ごす業務空間だからこそ、操作性やメンテナンスのしやすさにも配慮し、最適な業務用エアコンで働きやすいオフィス環境を整えましょう。
設置場所の例
オフィス、コワーキングスペース、シェアオフィス、事務所、営業所、会議室、応接室、役員室、休憩室、サーバールーム、コールセンター、学習塾、待合室、事務室、相談室など
オフィス・事務所ではエアコンを長時間稼働することが多いため、省エネ性能の高い業務用エアコンを選ぶことでランニングコストを大きく抑えることができます。年間の電気代を見直したい場合にも効果的です。
APF(通年エネルギー消費効率)の高い機種や、人感センサーによる自動制御機能などを活用することで、無駄な運転を抑え、経済的な運用が可能です。
複数人が同じ空間で過ごすオフィスでは、空気の清潔さも重要です。
空気清浄機能が付いたモデルなら、花粉・ウイルス対策にもなり、従業員の健康維持に貢献します。
オフィスや事務所の広さや天井の高さ、間取りによって最適なエアコンの形状は異なります。
例えば、広い空間には天井カセット形や天井吊り形、限られたスペースには壁掛け形や床置き形など、 設置場所やレイアウトに合わせて最適な形状を選ぶことで、空気の流れが偏らず、均一に快適な温度が保てます。
見た目のスマートさも重視されるオフィスでは、天井埋込型が人気です。
天井に埋め込むタイプのエアコンで、広いオフィス空間全体に均一に空調を送ることができます。
インテリア性にも優れており、すっきりとした印象を与えます。
限られたスペースでも設置しやすく、少人数の事務所や個別の会議室にもおすすめ。初期費用を抑えたい場合にも向いています。
人の動きを感知して自動で運転を制御する人感センサーを搭載したエアコンは、不在時の無駄な運転を防止し、省エネ効果を高めます。
また、人のいる場所に合わせて風量や風向きを調整することで、常に快適な室内環境を維持できます。
業務用エアコンを選ぶ際は、同じ広さでも業種によって必要な能力(馬力)が異なります。
一般的なオフィス・事務所における、必要能力の目安をこちらの表にまとめました。
事務所の人数や、設置されているOA機器が多い場合は機器の発熱や人の体温で、室温があがりやすい傾向があります。
冷房時の 広さ目安 |
適合能力 |
---|---|
17~38㎡ | 1.5馬力相当(p40形) |
20~43㎡ | 1.8馬力相当(p45形) |
22~48㎡ | 2馬力相当(p50形) |
24~53㎡ | 2.3馬力相当(p56形) |
27~60㎡ | 2.5馬力相当(p63形) |
35~76㎡ | 3馬力相当(p80形) |
49~107㎡ | 4馬力相当(p112形) |
61~133㎡ | 5馬力相当(p140形) |
70~152㎡ | 6馬力相当(p160形) |
97~213㎡ | 8馬力相当(p224形) |
122~267㎡ | 10馬力相当(p280形) |
※上の表はあくまで目安です。建物の構造、用途、発熱量などにより負荷が異なります。
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